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デザートは食事のうち 〜デザートの大切な位置づけと、それでも太らないフランス人の謎


フランスには、数多くのお菓子が存在し、

食後にこういった甘味を食べることは広く知られています。

街にはパティスリーも多く、菓子職人であるパティシエは、社会的地位がとても高い職業。

パティスリーは、フランスの文化、歴史を語る上でとても重要な存在です。

ちなみに、お菓子(甘味)に関する言葉を一度おさらいしたいと思います。

日本でも使われるお菓子にまつわる言葉として、主にデザートやスイーツ、パティスリーなどがありますが、

それぞれに意味合いが異なります。wikipediaをベースにまとめてみました。

●デザートとは

食事の後に出される果物や菓子(プディングやケーキ、アイスクリームなど)のことを言う。

語源は、「食事を下げる」「食卓を片付ける」という意味のフランス語の”desservir”。

●スイーツとは

もともとイギリス及びその他のイギリス連邦諸国ではガムやあめ玉などの駄菓子(いくらかlower classのもの)として使われているが、日本では2006年頃からマスメディアを中心にお菓子全般を“スイーツ”と呼ぶようになっている。

(日本では本来の意味合いとは異なる使われ方をしているという点において、しばしば揶揄されることもあるよう。)

●パティスリーとは

フランス語では、小麦粉の生地をベースに作ったケーキ、パイ、タルト、クッキーなどの菓子のことであり、菓子屋、菓子製造業のことも指す。

今回は、食後に食べる甘味、“デザート”という点で記事を書きたいと思っています。

☞食事の一環としてのデザート

さて、フランスでは基本的な食事の後、よくデザートを食べます。

本格的なフランス料理のコースでは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、サラダの「メインコース」の後に、チーズ、ケーキ類(上記で言うデザート)、コーヒーの「デザートコース」が続く流れですが、

一般的な家庭の食卓でも、前菜、メイン、サラダ+チーズ、デザート、コーヒーという流れがスタンダードです。

私が強く感じるのは、フランスではデザートを“食事の一環”と考えているということ。

デザートまでを含めての“食事”なので、一皿の料理として重要視されているようにも感じるのです。

日本だと、デザートはあくまで食事の枠の外にありますよね??

食事が終わった後の、付け足しのようなイメージで。

だからよく“食後のデザート”と、食事とデザートを分けて考えています。

🌸

これは言葉の定義にも現れていて、

「食事」という言葉のフランス語訳は「repas」ですが、

repasには、大衆的なビストロのメニューを思い浮かべていただけるとわかりやすいですが、前菜とメイン料理、そしてデザートまでが含まれています。

日本の「食事」には、“食後のデザート”という言葉が物語る通り、基本的にはデザートが含まれていないですよね??

※フランスの朝食はこれとは少し異なるので、昼食と夕食を主に対象としていただけるとわかりやすいです。

☞フランス料理は、デザートを除く料理に“砂糖を使わない”

さて、ここまでデザートが重要視されているフランスの食ですが、

その背景にはもちろん、文化的、歴史的な背景があることはわかるのですが、

私がこの3年間で「あ、そういうことか!」と気付いた点がありました。

それは、フランス料理は基本的に“砂糖を使わない”という点です。

🌸

日本の料理の味付けを思い浮かべると、

醤油をベースにしたつゆの素だったりみりんなどには、多くの糖分が含まれているし、そのまま砂糖を入れるケースも多く、

気付かないうちに“甘辛い味付け”を非常に多く取っているように思います。

私がある時、料理に少々の砂糖を入れたところ、

そんな習慣がない義母がとても驚いていたのを思い出します。

よって、“料理に糖分が少ない分、デザートが全体的に足りない糖分を補う役割を果たしているというのが、デザートを重視するフランス料理の背景にあるようです。

☞お腹を上手にコントロールするフランス人

そんな食のスタイルを持っているフランス人を見ていて、非常に感心したのが、

「腹八分目を保つコントロールが上手だなぁ。」

ということ。

家族と食事をしていると、私のこれまでの日本の感覚だと

男性陣は食べるのも早く、量も女性の倍くらい食べるのが当たり前のようにイメージ出来るのですが、

フランスの家族と食事をしていると、前菜とメインだけでそこまで多くの量を食べてはいないのです。

それは、その後のデザートの存在を意識して、“デザートを食べる分のお腹をあけておくから”。

始めの頃はこれがわからず、

(男性陣は思ったより量を食べないんだなぁ。日本の男性によくある“ガツガツ”した感じの食べ方をしないなぁ。)

と感じながら、

自分自身は、その後に続くデザートの存在を意識していないものだから

前菜とメインでお腹いっぱいな状態を作ってしまい、

その後のデザートを食べずに終わる・・・ということを続けていました。

でもこれ、デザートまでをトータルの食事と考えるフランス人ならではのお腹の配分をしていたのですね。

☞太らないフランス人の謎

“フランス人には太っている人がいない”というのは良く聞く話ですが、

この点は色々と私なりに感じるポイントがあるので、別の記事でまとめていきたいと思うのですが、

大きなひとつのポイントに、この“食事の取り方”が関係しているように思います。

前菜→メイン料理→デザート→コーヒーなど、

料理を順を追って、時間をかけながら食べるというのはまさに太らない大きなポイントと思うのですが、

その“時間をかける”という背景には、その後に続く料理を意識しながら

“自分のお腹の状態をコントロールしている”という点があると思うのです。

🌸

時間をかけながら、ゆっくりと食事をして、

次に運ばれてくるであろう料理のことを考えて、自分のお腹をコントロールしながら食べる・・・

そうすれば、ガツガツ食べて気付かないうちに食べ過ぎた状態を作ってしまう、

ということはほぼなくなるのでしょうね。

いわゆる食事(デザートを含まない料理)でお腹をいっぱいにする習慣のある日本人にとったら、

(あんなにデザートをよく食べるフランス人が、何故太らないんだろう??)

と疑問に思ってしまうのですが、

その背景には、こんな料理の形態の違いと意識の違いがあるようです。

“太らないフランス人の謎”については、他の観点も含めて別の記事でまとめていきたいと思います (^^)

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